七夕の由来は何?彦星と織姫は夫婦?恋人?
2023/07/06
もうすぐ七夕ですね。
七夕と言えば、機織りの娘の織姫と牛飼いの彦星(牽牛星)が天の川で年に一回の逢瀬を楽しむ日です。
この物語の本当のストーリーを知っていますか?
今日は子どもに教えるための七夕にまつわる話をします。
まずは登場人物である、織姫と彦星。
ふたりは、なんと、恋人同士ではありません(笑)
織姫と彦星は、お互いに惹かれあって結婚した夫婦です。
では、なぜ7月7日の七夕にしか会えないのか?
それは、まず、2人のなりそめのお話から。
機織りの仕事をする織姫は働き者でとてもまじめでした。
そんな織姫も年頃になり、父親である天の神様(天帝)がお婿さん候補として、働き者で評判の牛飼いの彦星と出合わせました。
2人はさっそく意気投合。とても仲良くなりすぐに結婚しました。
もともと働き者だったはずの二人。
ところが、結ばれた途端、遊んでばかりとなり、ふたりともが働かなくなってしまいました。
遊んでばかりで機を織らなくなった織姫のために、新しい服の材料が手に入らなくなってしまって困っていた村人が、とうとう天の神様にお願いに行きました。
同じころ、遊んでばかりの彦星は牛の世話をしなくなったせいで、牛たちが病気になってしまい、それに困った村人がこちらも天の神様にお願いに行きました。
働かなくなった二人におこった天帝が、二人を天の川を隔てて引き離し、しっかりと働くように忠告したのです。
ところが、2人はあえなくなった寂しさから落ち込んでしまって、ぜんぜん働こうとはしませんでした。
そこで天帝は、ふたりに夫婦で出会える日を決めて、年に一度七夕の日に会うことを許しました。
それから、やっと、2人はお互いに元の通りに一生懸命働き始めた、というお話です。
つまり、七夕は遊んでばかりいないで、メリハリをつけてしっかり働けというメッセージのあるお話です(^^;)
お子さんと一緒に見られる3分ほどのアニメもあります~七夕物語(youtube)
七夕の物語って意外と知られていないんですよね(*^^)