今治市菊間町「遍照院」正しいお参りの仕方〜愛媛県の厄除
2019/06/22
愛媛で厄除けのお寺と言えば、菊間にある『遍照院』ですよね。
お寺での厄除けのやり方を、遍照院での正しいお参りの仕方とともに紹介します。
前厄になる年の2月に、僕は同じく大厄の年になる妻と遍照院まで厄除けに行きました。
遍照院は、今治から松山に向かう国道196号線沿いにあります。
菊間の海岸線を松山に向かい、ローソンを過ぎてもう少し行くとサークルKがあり(現在はファミリーマート)右手に見えてきます。
毎年節分までの時期は、愛媛県中より厄除けのお祓いにくる方が多いので、その周辺の駐車場は有料に、そして境内にはいろいろなお店が並びます。
遍照院に向かった日は節分の日ではなかったので、道路が混雑はしていましたが、渋滞するほどではなかったものの、遍照院手前の駐車場はほぼ満車の状態でした。
車を停めるところは遍照院の手前を左折すると専用の駐車場がありますが、そのほかにもあちこちに小さな有料のところもあります。
厄除けに来た人でいっぱいの賑やかな境内から中に入ると、カウンターの向こうに10人くらいの方が受付をしています。
空いている受付に進んで、受付をする時に、住所と名前と生まれ年を聞かれます。
その後、自分の住所氏名生まれ年を書いた護摩木をいただき、それを持ってお堂に向かいます。
ここのお祓いは個別ではなく、集団で行います。
お祓いする人数が多いので僕が行った時には20人くらいが座っていました。
お堂の中では護摩木を焚いていて、それぞれの個人の名前を書いた護摩木をくべていくと、何か液体をかけながらご供養をしてくれます。
この時にはとても火の勢いが強くなるので、それだけでも圧巻です。
一通りお経を聴いた後、御焼香をして経本でお祓いをしてもらって退出し、寺務所の前でお札とお守りをいただきます。
お守りとお札はこんな感じで、モザイクのところに自分の名前と年齢を書いているので、それを自分で探して受け取って頂きます。
いただいたものは、一年間お守りを身につけ、お札は仏壇などの神聖な場所、なければ神棚などに飾ります。
遍照院はお寺なので、できれば仏壇がいいですよね。
男性は40歳になる年から3年間厄年が続きます。
厄年は数え年で計算するので、40歳になる年に41歳としてカウントされるのでわかりにくいですが、遍照院に行くと昭和何年生まれが何歳になるのかを書いてくれているので助かります。
遍照院のお参りの仕方
そして以外と知られていない遍照院でのお参りの仕方です。
僕も初めて行った時には知らなかったのですが、遍照院のお堂の前で鐘をついてお賽銭を入れ賽銭箱の上にある叩き鐘を鳴らし、手を合わせてお参りしますよね。
普通のお寺ではそれでお参りは終わりますが、遍照院では、通常通りお参りをした後反対を向きます。
そうすると、お堂の屋根の梁のところに鏡があり、そちらを向いて同じようにお参りをすることで、きちんとお参りができます。
通常のお寺のようにお参りをしていると、頭の後ろの上にある鏡に気がつかないので知らない方も多いと思いますが、ぜひきちんとお参りしてくださいね。
まとめておきます。
①山門の前で一礼
②釣鐘をつく
③献灯をする(ロウソクなどに火を灯す)
④お賽銭を入れる
⑤叩き鐘を鳴らす
⑥手を合わせてお参りする
⑦反転して鏡に向かって手を合わせる
⑧山門を出て一礼する
しっかりお参りをしようとすると作法がたくさんありますが、一番大事なのは気持ちだとお坊さんも言っていました。
今まで以上に精力的に仕事をしてそれに負けないような身体作りをしていきたいと思います。