オープンカーを復活させた車と言えば?
2022/11/11
僕の乗るユーノスロードスターは、言わずと知れた、オープンカー。
タイトルにオープンカーの復活と書いていますが、
この車以前にもいろんなメーカーから発売されていました。
日本車でも外車でも、天井が開くモデルを持つ車は
今までに何台も作られてきました。
しかし、これが専用設計による車となると、話は別です。
この車はバブル期という時代にも恵まれ、
専用設計として、生まれながらにしてのオープンカーです。
この稀代の名車の成功により、
国内外を問わず、多くの自動車メーカーから
こぞって同様の車種が発売されるほどでした。
後発メーカーで、現在も残っているモデルはほとんど無く、
4世代ものモデルチェンジをして、なお、愛されている車は他にありません。
この車は、もちろん鉄でできた屋根はありません。
幌でできた、簡易的なソフトトップを持つ車です。
雨風はしのげますが、音はほとんど入ってきますし、
台風などの横殴りの雨の場合は、
窓の隙間から雨漏りすることが日常茶飯事です。
古い車になればなるほど、
どうしてもゴムパッキンなどが弱ってきますので、
こまめな手入れと、定期的な取り換えが必須です。
それでも、そういった不便さを感じさせなくする
楽しさがこの車にはあります。
NAの場合、純製品のソフトトップの場合、
後ろのアクリルウインドーをあけ、頭上の左右のロックを外し、
取っ手を持ち上げると、あっという間に天井がなくなり、青空とつながります。
NBならさらに簡単になり、リアウインドウがガラスになり開ける必要がなくなり、
頭上の左右のロックを外して屋根を持ち上げるだけで、OKです。
さらにさらに、NCやNDでは頭上のロックは中央の一つとなり、
慣れてしまえば10秒もかからずに幌を展開することができます。
NCでは、快適さと手軽さを追求して、
電動のハードトップ(リトラクタブルハードトップ=RHT)の
モデルも登場しました。
NCのRHTモデルの特筆すべき点は、
他のメーカー車種と違って、電動ハードトップをあけても、
トランクに収納されないため、荷物を犠牲にすることなく
開放的な走行が楽しめること。
これは、どのメーカーもまねできない
マツダだけのすぐれた特徴の一つです。
NDでは、まだ発売はされていませんが、
リアピラーが残った状態のモデルが発表されています。
頭上部分だけ開き、後方のボディが残った状態のフォルムの美しさと、
オープン走行への手軽さが合わさったものになりました。
もちろん、NCと同じで、格納されるアルミ製の天井は、
トランクを犠牲にしないという点も継承されています。