吹奏楽部あるある!あなたの知らない学生生活♪
2022/11/11
中学高校と吹奏楽部に所属し、高校では部長も経験、社会人になって市民吹奏楽団に入っていた吹奏楽歴30年と歴だけ長い僕が、知られざる吹奏楽部あるあるをまとめていきますね。
もはや文化部ではない
吹奏楽部と言えば、優雅に楽器を吹いて、楽しそうに演奏しているように見えますよね。
実際はそうではありません(笑)
重い楽器を持って移動し、ひたすら腹式呼吸で吹き続け、練習メニューにはランニングや腹筋がある。
まさに体力勝負の部活です。
ちなみに、僕の所属していた中学の吹奏楽部では、学校イチはやく走る先輩がいました。
野球応援は天国と地獄
高校生になると、甲子園予選の野球応援で毎試合授業を抜けて応援に行くようになります。
授業を抜けて野球も見れて応援できるのは、学生にとっては、まさに天国の時間となります。
実際に行くと、直射日光の中、太陽の熱から楽器を守りながらひたすら吹き続け、途中で雨が降ると雨からも楽器を守らなくてはいけません。
重い楽器を運んだり、炎天下で演奏するので、倒れる部員もたくさんいます。
炎天下の演奏は、楽器にとってもまさに地獄絵図です。
授業中にエア演奏をする
演奏会が近くなったり、コンクールが近づくとこういった場面をよく目にするようになります。
常日頃から、楽器の事や音楽のことを考えているので、楽器を持ったイメージで指を動かしていたり、頭の中で音楽が常に流れています。
また、腹式呼吸の練習は日常茶飯事。
常におなかを意識して呼吸し、たまに、ロングブレスもやります(笑)
楽譜が大会前には読めなくなる
コンクールや演奏会に向けて曲が決まると、新しい楽譜が配られます。
その楽譜に、指揮者に指摘された注意点を書き込んだり、自分で間違えやすいことや、修正点を書き込んだりしていきます。
1つの曲を仕上げるのに、夏のコンクールでは最低でも3ヶ月、半年近くをかけて仕上げていきます。
その間ずっと毎日のように譜面に記号や文字を書いていくので、大会直前になると音符がほとんど読めないくらい塗りつぶされています(笑)
低音楽器の夢はソロを吹くこと
主に旋律を吹いて華やかな中・高音楽器と比べて、低音楽器は、ただひたすらリズムを刻んだり、ロングトーンでひたすら音を伸ばし続けることが多いです。
楽譜の枚数も、メロディを吹く高音楽器が4~5枚でも、低音楽器は、1~2枚しかないこともあります。
そんな低音楽器の夢は、ソロを吹くこと。
なかなか目立つことがない低音パートを吹いていると、ソロで目立つフレーズを吹くことに憧れます。
そして、演奏会などで実際にソロパートを任されるようになると、力んで吹き損じることが多いのも事実です(^_^;)
バリトンサックスの疎外感
サックスと言えば、見た目も金色で音量もあり、音色もいいため、吹奏楽では華やかなメロディを任されることが多いです。
ところが、低音楽器に分類されるバリトンサックスは、バリバリと荒っぽい音が特徴で、その他のサックスたちとは、音質でも見た目でも一線を画しています。
木管の静かなフレーズの中の低音部分を支えるときは、音がバリバリなりやすいので、控えめに演奏させられ、低音が主体のメロディの時にも、そのバリバリする音が目立ちすぎると、やはり控えめに演奏するように言われます。
合奏中に、指揮者からサックスだけに演奏指示が出た時も、基本的に同じフレーズを吹いていないので、サックスパートながら横で楽器をもって座って聞いているだけです(-_-;)
いかがでしょうか?
吹奏楽経験者には、あるあるという内容だったり、はじめて吹奏楽部の実態が分かったという人もいると思います。
他にもまだまだありますので、また続編も書きますね。